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プロトレーダーの条件その3

 2019/02/28 プロトレーダーの条件
この記事は約 3 分で読めます。 1,147 Views

ランダムウォーク理論からスタートする。

この意味は、プロトレーダーを目指す時、
このランダムウォーク理論を突破できる
手法を用いることが重要ということ。

ランダムウォーク理論とは、合理的な
相場状況の場合、株価の上昇と下降の可能性は
ほぼ同じであり、株価の将来を予測することは
不可能という考え方。

ランダムウォーク理論を用いた計算で出した
グラフは、ある時は上昇トレンドができたり、
下降トレンドができたりして、

通常の相場の動きと見分けがつかない。

また、市場に参入している投資家は、
様々な属性があり、
また様々な投資家の状況があり、
その人たちの行動を予測することは不可能。

つまり、ランダムウォーク理論が当てはまる
相場では、ファンダメンタル分析でも
テクニカル分析も通用しないというのが
定説です。

結果、ランダムウォーク理論が当てはまる相場で
勝つには、「運」が必要になり、運さえあれば
猿でも勝てるということになります。

逆に、「運」がない人は‥
負け続けるということにも。

さて、ここで重要なことは、
仮にランダムウォーク理論が、
相場の大半に当てはまるとした場合に
どうすれば勝てるのかということに
なってきます。

それは‥数少ない合理的でない相場
(ランダムウォークしない相場)を見つけ
いち早く乗る(トレンド追従)か、

また、数少ない加熱しすぎを見つけ、
元への回帰を狙う(ミーン・リバージョン)か、

市場の歪を利用して狙う(アービトラージ)の、
三つの方法しか、収益を狙うことが
難しいのです。

そうなると、あなたがプロトレーダーを
目指すなら、この三つの中から手法を選ぶことが
合理的ということになります。

こんなことを書くと、
相場はランダムウォークではないという意見も
聞こえてきそうですが‥

そんな場合は、ランダムウォーク理論を
打ち破る確証を出してからの意見なら、
検証してみる価値はありそうですが‥

ほとんどの場合、この理論を打ち破ることは
過去から検証しても難しいことも
証明されています。

さて、プロを目指すあなたが三つの中から
どれを選ぶのかということになります。

次号は、三つの投資手法についての
考え方を、お伝えします。

今日も最後までお読みいただき、
ありがとうございます。

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ライター紹介 ライター一覧

池田 昌弘

池田 昌弘

愛知県名古屋市出身

2000年にベストセラーになったロバート・キヨサキ著『金持ち父さん・貧乏父さん』を読み、ファイナンシャルリテラシーを高めることが人生において大切なことを痛感し、お金の勉強会に参加する。

そして2007年、お金の勉強会から得た知識やノウハウを、多くの人に伝えるために、お金の勉強会のメンバーと共に、投資助言の会社を設立。

世界情勢が変化する中、『安定投資の基本はアセットアロケーションにあり』を掲げ、従来のアセットアロケーションにさらに、ポジションサイジングやマネーポジションという、資産運用で収益を高めるのに有効でリスクを極力抑える手法を提唱。

現在は、比較的資金に余裕がある顧客には、顧客の要望にマッチしたオーダーメイドのアセットアロケーションを提案、さらに相場変化によるアセットの見直し情報や、リバランスのタイミング情報を随時通知し、顧客の求めるきめ細かいサービスを提供している。

また、資金がまだ小さく短期投資が有効な顧客には、株式のさや取り手法にポジションサイジングを取り入れた運用方法推奨し、年間30%以上を目指す『銘柄配信さやナビ』を相場のある日は毎日配信。

さらに、顧客自身が株式投資スキルを高めるための、『日本株式さや取り塾』を開催。
相場の変化に対応し、継続して年間30%以上の運用を目指せる投資家育成に力を注いでいる。

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