サウジとロシアの原油戦争はコロナが止めた。
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サウジとロシアの原油戦争はコロナが止めた。
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OPECの主導的立場にあるサウジの減産
提案を蹴り、ロシアが増産に踏み切った
今回の原油戦争、
一時、原油先物価格は20ドルを切る場面も。
アラブ地域の影響力を保持したいロシアと
サウジとの覇権争いになりました。
当初はトランプ氏は原油価格の低下は
多くの企業や消費者にとっては歓迎される
ことと、対岸の火事の対応をしていましたが‥
自国の原油生産業界からの突き上げもあり、
重い腰を上げ、仲介に乗り出しました。
この提案にいち早く乗ってきたのは、
サウジよりロシア。
ロシアのプーチン大統領は、この交渉と
同時に、コロナ感染拡大で医療崩壊の
危機にあるトランプ大統領に、
人工呼吸器を含め医療機器の提供を提案。
これにより今まで難しかったトランプと
プーチンのホットラインのできる兆しが
でてきました。
結果、コロナが原油戦争を止め、
トランプとプーチンの対話ラインを
作ったことになります。
但し、原油戦争を仕掛けたプーチン大統領、
実は足元のロシアでも感染拡大が拡がりつつあり
今回の医療機器の提供が、国内で批判をあびる
可能性も高く、今後は対外対策より自国対策が
重要になりそうです。
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