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テクニカル指標を信じ過ぎてはいけない

個人投資家の教科書
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株式投資をする時、個人投資家の
多くの方は、テクニカル指標を
参考にしながら、銘柄を選んでいきます。

現代の株式投資では、
テクニカル指標は、なくてはならない
大切なツールになっていますね。

テクニカル指標を使っての分析は
一つの指標単独で行う方法もあれば

複数の指標を組み合わせて行う
やり方もあります。

ここでは、どのやり方が良いかの
方法論はさておき、その選んだ指標で
こうなったら仕掛け時、手仕舞い時という
理論が存在します。

つまり、仕掛けや手仕舞いのをタイミングを
おしえてくれる指標の形があり、
そのことをシグナルとも呼ばれます。

個人投資家は予め目星をつけた銘柄に、
このシグナルがでるのを、今か今かと
待っていて、

シグナルが出ると、よし!!と
心の中で叫んで、ポジションをとりに
いきます。

さらに複数の指標に同時にシグナルが
出ると、自分一人しかこのシグナルを
見つけていないかのような感覚になり
自信をもってポジションをとります。

そう!!これは鉄板!!
この銘柄は次には必ずこう動く!!
このように確信をもって行動します。

でも、問題なのは…
確信を持つことではなく、

実際にポジションを持った時に、
予想と違った動きになった時です。

確信が強いほど、違った動きに
遭遇した時に…動揺してしまうこと。

そんなはずはない!!

この感情が、損切りを遅らせ、
損失を拡大させてしまうことに
なります。

そして、株式投資ではこのような事態が
度々起こるのです。

いくら鉄板だと思ったシグナルでも、
株価は、違う動きを度々するのです。

ではなぜ、こんなことが起こるのか?

その原因は、極めて単純なことです。

それは、テクニカル指標、
株価の動きのデータを簡易化した
ものだからです。

例えば移動平均線は毎日の終値の平均を
期間で割ったものです。

つまり、終値だけを表しています。

日中の商いが集中した価格とかは
反映されていません。

つまり、移動平均線は終値だけの平均値で、
これ以外のことは何も判らないものであり、
株価の動きを簡易化した指標ということです。

さて、この様に簡易化した指標の裏には
見えてこない情報が沢山あることを
知っていれば、

複数のテクニカル指標に、いくら鉄板の
シグナルが出たとしても、

度々、その予測とは違う動きもありうると
考えることができるはずです。

鉄板シグナルでも予測は外れる。
肝に銘じておきましょう。

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ライター紹介 ライター一覧

池田 昌弘

池田 昌弘

愛知県名古屋市出身

2000年にベストセラーになったロバート・キヨサキ著『金持ち父さん・貧乏父さん』を読み、ファイナンシャルリテラシーを高めることが人生において大切なことを痛感し、お金の勉強会に参加する。

そして2007年、お金の勉強会から得た知識やノウハウを、多くの人に伝えるために、お金の勉強会のメンバーと共に、投資助言の会社を設立。

世界情勢が変化する中、『安定投資の基本はアセットアロケーションにあり』を掲げ、従来のアセットアロケーションにさらに、ポジションサイジングやマネーポジションという、資産運用で収益を高めるのに有効でリスクを極力抑える手法を提唱。

現在は、比較的資金に余裕がある顧客には、顧客の要望にマッチしたオーダーメイドのアセットアロケーションを提案、さらに相場変化によるアセットの見直し情報や、リバランスのタイミング情報を随時通知し、顧客の求めるきめ細かいサービスを提供している。

また、資金がまだ小さく短期投資が有効な顧客には、株式のさや取り手法にポジションサイジングを取り入れた運用方法推奨し、年間30%以上を目指す『銘柄配信さやナビ』を相場のある日は毎日配信。

さらに、顧客自身が株式投資スキルを高めるための、『日本株式さや取り塾』を開催。
相場の変化に対応し、継続して年間30%以上の運用を目指せる投資家育成に力を注いでいる。

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