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バフェット氏もミスる、コロナ相場

経済予測
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米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる
投資・保険会社バークシャー・ハサウェイが2日
発表した第1・四半期の最終損益は

-497億5000万ドル(日本円で-5兆3103億円。)

会見でバフェット氏は「私の失敗」と述べた
らしいく…未曾有のコロナショックは、
バリュー投資・成長性重視投資の神様といわれる
バフェット氏でさえ、膝まづかせたようです。

また同社は4月に計65億ドル(約6950億円)
相当の株式を手放しましたが、その大半が
米4大航空会社のもので、

デルタ航空とサウスウエスト航空、アメリカン航空
グループ、ユナイテッド・エアラインズ・HDの
株式を全て手放したことも明らかにしました。

さて、「私の失敗」と言ったバフェット氏
ですが、何が失敗だったのか…現時点では
定かではありません。

それでも推察できるのは、二つ。
一つはコロナ感染を低く見積もっていたこと。

現実に、2月20日頃までは、最高値更新を
していたNY市場。

その時点では既にコロナウィルスの脅威が
中国やイタリアで猛威を振いだしたのに…

少し真剣に考えていたなら、その時点あたりで、
バフェット氏は、保有株式の売却もできた
ことへの後悔だと推測できます。

そしてもう一つは、結果的に航空会社の
ポートフォリオの割合が大きくなったこと

個人的には「私の失敗」と述べたのは、
一つ目の理由が大きいと推測しています。

これで判ることは…バフェット氏が率いる
株式市場を過去から未来に至るまで研究し
ている軍団のでさえ、

今回のコロナウィルスに対しては、
中国で発生した時点から、世界に猛威
振るい、世界経済に大きな損失を与える
という、想像力を欠いたこと。

逆に言えば…想定の範囲外、それほど
重大なことが起こっているということ
なのでしょうが…

それとは別に…「私の失敗」発言は
コロナ相場に対応できなかったことに、
もうろくしてきたと感じて出た言葉かも。

今、コロナ感染終息後の世界経済が取り
ざたされてますが、まだ、これは序幕かも。

今後は、世界経済の仕組みさえ変えてしま
う状況もありえます、その覚悟をもって
対応していきたいですね。

 

 

 

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ライター紹介 ライター一覧

池田 昌弘

池田 昌弘

愛知県名古屋市出身

2000年にベストセラーになったロバート・キヨサキ著『金持ち父さん・貧乏父さん』を読み、ファイナンシャルリテラシーを高めることが人生において大切なことを痛感し、お金の勉強会に参加する。

そして2007年、お金の勉強会から得た知識やノウハウを、多くの人に伝えるために、お金の勉強会のメンバーと共に、投資助言の会社を設立。

世界情勢が変化する中、『安定投資の基本はアセットアロケーションにあり』を掲げ、従来のアセットアロケーションにさらに、ポジションサイジングやマネーポジションという、資産運用で収益を高めるのに有効でリスクを極力抑える手法を提唱。

現在は、比較的資金に余裕がある顧客には、顧客の要望にマッチしたオーダーメイドのアセットアロケーションを提案、さらに相場変化によるアセットの見直し情報や、リバランスのタイミング情報を随時通知し、顧客の求めるきめ細かいサービスを提供している。

また、資金がまだ小さく短期投資が有効な顧客には、株式のさや取り手法にポジションサイジングを取り入れた運用方法推奨し、年間30%以上を目指す『銘柄配信さやナビ』を相場のある日は毎日配信。

さらに、顧客自身が株式投資スキルを高めるための、『日本株式さや取り塾』を開催。
相場の変化に対応し、継続して年間30%以上の運用を目指せる投資家育成に力を注いでいる。

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