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物の価値は比較で決まる 正しい銘柄の選び方。

個人投資家の教科書
この記事は約 3 分で読めます。 273 Views

先日も、主催する投資セミナーで、
こんな質問がありました。

『○○株ですが、今、底値だと考えています。
仕掛けたいのですがどう思いますか?』

さて、私はどのように答えたでしょうか?

あっ!クイズではなかったですね(笑)

その時の回答は、
『なぜ、底値だと思ったのか?その答えが、
複数の相対的な物差しから判断したならOKですよ』
と言いました。

ちょっと、難しい言葉になりましたね。

でも皆さんが普段の生活で、何気に行っている
ことなのです。

特に女性はお買い物をする時には、必ず行って
いる作業で、その情報収集力と判断基準には
驚かされることが多いです。

それは『比べる』という作業なのです。

女性が何かをお買いものする時、食料品なら
スーパーのチラシを見比べて、あっちの店に
しようとか、今日は特売日だからこっちの店
にしようとか‥

また、ブランド品を買う時でも、ネットで調
べたりお店を何件も回ったりしますよね。

世の中の物の価値は全てこの『比べる』ことで、
決まってきているのです。

『比べる』ことで、割安や割高、つまり、お買い得
かどうか判断しているのです。

その『比べる』物差しが複数あればあるほど、
どちらかがお買い得か、はっきりします。

この時の複数の物差しは、複数の商品という
意味ではなく、どちらがお値打ちなのかを
見比べる基準と考えてください。

例えば女性がブランドのバックを選ぶとき、
価格はもちろん、機能性や持っている洋服や
靴に合うかどうか、

また、そのバックを持ってどこに出かけるのか?
などが判断基準になると思います。

男性なら、ゴルフクラブのドライバーを選ぶ時を
考えてください。

価格帯もそうですが、何を求めるのか?
飛距離なのか方向性なのか、スライス矯正なのか
ミート率なのか?

このように複数の基準で、同じような価値のある
二つ以上の商品を見比べることにより、
貴方にとってお値打ち品が見つかるのです。

では、ちょと話をもどしますね。
投資でも同じことが言えるのです。

セミナーで質問をいただいた方の場合、○○株は
底値と言っています。

彼に聞くと、判断基準は複数もっていたのですが‥

最終的に二つ以上の銘柄(同じような価値のある)と
は比べてなかったのですね。

この場合はご自身の判断基準が全てになり、
市場が変化していても気がつかないということも
考えられます。

こうなると、正しいお買い得は判らなくなるのです。

まずは、比べる力をつけていきましょう。♪

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ライター紹介 ライター一覧

池田 昌弘

池田 昌弘

愛知県名古屋市出身

2000年にベストセラーになったロバート・キヨサキ著『金持ち父さん・貧乏父さん』を読み、ファイナンシャルリテラシーを高めることが人生において大切なことを痛感し、お金の勉強会に参加する。

そして2007年、お金の勉強会から得た知識やノウハウを、多くの人に伝えるために、お金の勉強会のメンバーと共に、投資助言の会社を設立。

世界情勢が変化する中、『安定投資の基本はアセットアロケーションにあり』を掲げ、従来のアセットアロケーションにさらに、ポジションサイジングやマネーポジションという、資産運用で収益を高めるのに有効でリスクを極力抑える手法を提唱。

現在は、比較的資金に余裕がある顧客には、顧客の要望にマッチしたオーダーメイドのアセットアロケーションを提案、さらに相場変化によるアセットの見直し情報や、リバランスのタイミング情報を随時通知し、顧客の求めるきめ細かいサービスを提供している。

また、資金がまだ小さく短期投資が有効な顧客には、株式のさや取り手法にポジションサイジングを取り入れた運用方法推奨し、年間30%以上を目指す『銘柄配信さやナビ』を相場のある日は毎日配信。

さらに、顧客自身が株式投資スキルを高めるための、『日本株式さや取り塾』を開催。
相場の変化に対応し、継続して年間30%以上の運用を目指せる投資家育成に力を注いでいる。

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