物の価値は比較で決まる 正しい銘柄の選び方。
先日も、主催する投資セミナーで、
こんな質問がありました。
『○○株ですが、今、底値だと考えています。
仕掛けたいのですがどう思いますか?』
さて、私はどのように答えたでしょうか?
あっ!クイズではなかったですね(笑)
その時の回答は、
『なぜ、底値だと思ったのか?その答えが、
複数の相対的な物差しから判断したならOKですよ』
と言いました。
ちょっと、難しい言葉になりましたね。
でも皆さんが普段の生活で、何気に行っている
ことなのです。
特に女性はお買い物をする時には、必ず行って
いる作業で、その情報収集力と判断基準には
驚かされることが多いです。
それは『比べる』という作業なのです。
女性が何かをお買いものする時、食料品なら
スーパーのチラシを見比べて、あっちの店に
しようとか、今日は特売日だからこっちの店
にしようとか‥
また、ブランド品を買う時でも、ネットで調
べたりお店を何件も回ったりしますよね。
世の中の物の価値は全てこの『比べる』ことで、
決まってきているのです。
『比べる』ことで、割安や割高、つまり、お買い得
かどうか判断しているのです。
その『比べる』物差しが複数あればあるほど、
どちらかがお買い得か、はっきりします。
この時の複数の物差しは、複数の商品という
意味ではなく、どちらがお値打ちなのかを
見比べる基準と考えてください。
例えば女性がブランドのバックを選ぶとき、
価格はもちろん、機能性や持っている洋服や
靴に合うかどうか、
また、そのバックを持ってどこに出かけるのか?
などが判断基準になると思います。
男性なら、ゴルフクラブのドライバーを選ぶ時を
考えてください。
価格帯もそうですが、何を求めるのか?
飛距離なのか方向性なのか、スライス矯正なのか
ミート率なのか?
このように複数の基準で、同じような価値のある
二つ以上の商品を見比べることにより、
貴方にとってお値打ち品が見つかるのです。
では、ちょと話をもどしますね。
投資でも同じことが言えるのです。
セミナーで質問をいただいた方の場合、○○株は
底値と言っています。
彼に聞くと、判断基準は複数もっていたのですが‥
最終的に二つ以上の銘柄(同じような価値のある)と
は比べてなかったのですね。
この場合はご自身の判断基準が全てになり、
市場が変化していても気がつかないということも
考えられます。
こうなると、正しいお買い得は判らなくなるのです。
まずは、比べる力をつけていきましょう。♪