市場からご褒美をもらう
株式投資では長期投資が王道で
短期投資は投機的と…
一般的に言われています。
さや取り投資も、基本は短期なので
その分類にはいりますが‥
そもそも
長期投資は王道で、短期投資は投機的
誰が言ったのか‥
また、こんな表現もされます。
長期投資は、購入した株を長期保有する
ことで、その会社を応援する社会性もある。
短期投資は、目先の利益だけを狙い
博打的な要素を多く、社会性はない。
これも…誰がいったのか‥
そもそも、この発想の出所は、
手数料収入で稼ぐ証券業界!!
今でも
『長期投資は、最後は儲かる』を
唱えている連中から、出た言葉。
過去の例を出しているだけで、
先進国経済の成長もとまり、
後進国の経済発展スピードも
落ちてきた今も…未来に対して
根拠のない仮定のはなしをしています。
さてさて、これに異議を唱えるのは
止めにして、
さや取り投資の社会性について
考えてみましょう。
さや取り投資は、相場が変動しても、
同じように価格が動く(相関がある)
二つの株式を使い投資をします。
ところが何かの理由でこの二つの株の
動きに違いが出ます。
金額差が拡がったということです。
多くの場合は、
片や売られ過ぎたり、
片や買われ過ぎたりして
この金額差が拡がります。
このことは、二つの株の関係に
歪が起きたとも捉えられます。
さや取り投資では、一般的に
金額が高い方を売り、
金額の低い方を買います。
これは、買われ過ぎたのを売り、
売られ過ぎたのを買うという
形になります。
この売買が、市場の歪に対して
警鐘を鳴らしていることになり、
市場がそれを認めれば、
買われ過ぎや売られ過ぎは、
価格を戻して、元の状態近くになります。
そうなった時、さや取り投資は
利益になります。
近頃では、海外から意図的に
株価を操作して、混乱をまねき
そのすきに利益を狙う輩も
多くいます。
そういった連中がつくる歪にたいして、
さや取り投資は、いち早く
警鐘を鳴らしていることになります。
さや取り投資は
市場に警鐘をならす役目をもち、
市場からご褒美をもらう。