勝者と敗者が分かれるコロナ相場。
最近の3ヶ月のコロナ相場、ウォール街の
大手金融機関のトレーディング業績も
勝者と敗者がはっきりと分かれているらしい。
ここ何年もの間、総じてトレーディング成績は
同じ方向で推移してきました。
ボラティリティの上昇と市場の混乱で取引高は
大きくなりその結果、勝者と敗者がでることに。
このことは個人投資家にも当てはまります。
但し、個人投資家の勝者と敗者には、ウォール
街の大手金融機関のほんの少しの差で勝者と
敗者が分かれたのとは違い、決定的な違いが
存在します。
一つは、今回のコロナ感染のリスクの大きさを
早めに想像できたのかどうかと、
コロナ相場の混乱が起きてからも、相場を常に
観察していたかどうかの2点になります。
コロナ感染拡大ニュースが世界に広がり、
株式市場が最初に大きく下落した段階では、
損失を防ぎ入れなくても、
その時、これは大変なことになると、
コロナ感染のリスクを大きく見積ることがで
きれば、最初の暴落で被害を抑えることも
できたはず。
また、その後の暴落を高騰を繰り返しながらの
相場も、良く観察していれば、いくらでも
逃げれたタイミングはあったはずです。
それどころか、暴落や高騰が繰り広げられた
相場を観察していればハッキリと動きが
わかる場面も。
損失を取り戻せたどころか、上手くすると
プラスにできたチャンスも存在しました。
相場が混乱した時の個人投資家の勝者と敗者
の差は、暴落した要因リスクを、過少に見積
もってしまうことと、
既に出ている損失を見ることが怖くなり、
相場を見なくなることです。
逆に考えあれば、リスクの過少評価と、見ない
ふり‥が敗者の理由ならば、
リスクを大きく見積もり、混乱する相場の
観察を続ければ、勝ち組に入れる条件は揃う
ことになります。
相場を常に観察する、株式投資の原点こそが
コロナ相場で勝ち組になる鍵になります。